落語家・桂文枝は生後11か月のときに父・清三が戦死した。父の記憶はなく、年老いた母からも話を聞くことができない。70歳になり、父についてどうしても知りたいというが、手元に残っているのは葬儀の時に撮られた1枚の写真だけだ。