ほむらは知っていた。次の咲夜の一言に、自分が受け答えする猶予は残されていないことを。紡ぐ唇を睨みつける。一線の汗、空気が緊迫する。無性に溢れ出す緊張を押し殺すが、少女は気付くべきだった。それは己自身が発した最終警告だったことに。