長尾景弼(博聞社)が明治二十年に出版した、土岐僙訳『経国亀鑑』。四六判総クロス装、背金文字。表表紙・裏表紙にエンボス加工。「背の上下についてる飾り」には何か呼び名があるんだろうか、と思いながら西野嘉章『装釘考』を読み返す。