『低線量(略)』シリーズp205より。ちょっとこれを評価するのは前提を色々書かなければならないので面倒なのですが、気になるポイントを抜き出すと10の農村部とは原発の近く。1950-1970のトレンドとは、この期間の5年平均から。しかし、農村の1962年頃のピークは「大気水爆実験1950年頃のものの5-10年遅れの影響」1950-55も「1940年代の核実験の影響が出ている」 これだけでもその指摘をどうやってこのグラフから読み取るか頭がくらくらするのですが、やはりここでデータをもとにしている主張はここまでのグラフのそれと、非常に、相互に影響が独立しまくっています。このp205より前でもこんなデータとグラフばっかりで同種の疑問ばかり続いているので面白くないので色々省略しています。 とにかく、ある病気・生命等に関するデータとある核に関する事象の間でデータ的相関があるので、メカニズムはわからんけど核の影響に違いない、と延々と連呼されています。その相関の示し方はここまで記したようなものばかりです(他の研究の引用が中心のため、その引用元に何が書かれているかまでわかりませんが、それにしたって本書に書かれたのは「見ての通りです」